薬膳についてご紹介|慶愛大木クリニック

男女の不妊症、流産の悩みに先端医療と東洋医学でアプローチ

薬膳のはなし

2014/10/12秋は乾燥が強い季節
食事で「潤い」を取り入れましょう

秋は万物が成熟を迎える季節です。作物が春から夏にかけて成長し秋に収穫を迎えるように、人のからだでも、春夏は外向きに働いていたエネルギー(気)が、秋には「収斂」し内側に収まっていくと考えられています。秋になんとなく物悲しい気分になったり、物思いにふけることが多 くなるのはこの働き。この季節は、過度な運動は避け、静かに過ごすのが自然です。寒い冬を迎える準備としても秋の過ごし方は重要です。

中医学の基本となる五行説では、秋は「金」に属し、臓器では「肺と大腸」に関係します。この季節は空気が乾燥し、温度が下がるため呼吸器系や皮膚にトラブルを起こしやすい時期。咳や気管支炎、皮疹などに見舞われがちです。

従って、食事では「滋潤」すなわち潤すことを心がけましょう。からだを潤す食物は、梨、山芋、ぎんなん、レンコン、百合根、白きくらげなど。また、酸味のある食物も、津液(水分)や陰を養います。山査子(さんざし)や烏梅(うばい)をお茶にしたり、そのまま食べたりするのも良いでしょう。

<川貝麦門冬茶(せんばいばくもんどうちゃ)>
のどを潤し風邪を予防する
優しい甘さの「潤燥」梨入り漢方茶

「潤燥」梨入り漢方茶の写真

のどや肺を潤す梨と、粘膜の炎症を押さえたり咳や痰を止める生薬や、滋養強壮の生薬が入っています。お味のほうは、梨の優しい甘みのほっとする風味。飲んでしばらくすると体がぽかぽかと暖まってきます。

体をあたため夏の疲れと乾燥を癒してくれる秋にぴったりの漢方茶です。一般の方は生薬を手に入れるのが難しいので、梨と枸杞の実、しょうがを煎じて飲むのも良いでしょう。

(材料)

  • 梨…1個
  • 玉竹(ぎょくちく)、西洋人参・北砂参(キタシャジン)、川貝(せんばい)、麦門冬(ばくもんとう)…各6g
  • 枸杞の実…少々
  • 水…1000cc

(作り方)

  1. 材料をすべて土鍋(なければ普通の鍋でも可)などに入れて30分ほど煎じる。
2014/10/12<台湾風牛肉めん>
胃腸の働きを良くする五香粉

どんな料理も一振りで本格中華風味にしてくれるミックス・スパイス「五香粉(ごこうふん)」。
メーカーによっても違いますが主に桂皮、クローブ、花椒、八角、フェンネル、陳皮などのスパイスがミックスされたものです。それぞれのスパイスの効能は以下の通り。

・桂皮…健胃、発汗、解熱、鎮痛など

・クローブ…胃腸の冷え・吐き気・腹痛の改善など

・花椒…胃腸の冷え・腹痛の改善など

・八角…健胃、血行改善など

・フェンネル…健胃・整腸、鎮痛、去痰など

・陳皮…健胃、咳を鎮める、吐き気を押さえるなど

以上に共通してるのは胃腸の調子を整える働き。胃腸の血行を改善して、食欲を増進する効果もありそうです。さて、そんな五香粉を使った台湾風牛肉麺のレシピをご紹介。台湾で最もポピュラーな麺料理の一つ牛肉麺を、家庭風にアレンジしました。牛すじのスープと鰹節のハーモニーが絶妙おいしさの一品です。

台湾風牛肉めんの写真

(材料)4人分

  • 牛すじ肉…400g
  • 乾麺…4人分
  • プチトマト…6個
  • チンゲン菜…2株
  • しょうが・ネギ・にんにく(好みで)…各少々
  • 五香粉(桂皮、クローブ、花椒、八角、フェンネル、陳皮)…小さじ1
  • 豆鼓(トウチ)…小さじ1
  • 鰹節…少々
  • 砂糖…小さじ1
  • しょうゆ…50cc
  • 塩…ひとつまみ
  • 酒…大さじ1
  • 水…1000cc

(作り方)

  1. 牛すじはサッと湯通しし、ザルにあけて水で洗い流す。
  2. 圧力鍋に油を引き、しょうが・にんにく・ネギを炒め香りが出るまで炒める。牛すじ肉を入れて軽く炒めた後、砂糖、塩、しょうゆ、酒を加えてさらに炒める。そこへ水1000cc、五香粉、豆鼓、鰹節を加えた後、30分圧をかけて煮込む。
  3. 麺をたっぷりの湯で茹でて湯切りし、「1.」のスープと肉を上からかける。軽く茹でた青梗菜とトマトを盛りつけて完成。
2014/10/12<手羽中の炒め煮>
胃腸を整え体を温める八角

中華料理でよく使われる八角(はっかく)には、体を温め胃腸を整える働きがあります。
その成分には抗菌効果も認められており、インフルエンザの治療薬タミフルの原料になっていることでも知られます(ただし八角そのものにはインフルエンザの治療効果はありません)。鶏と八角が体を温めるので、秋から冬にかけておすすめの一品。晩酌のお供にもぴったりです。

手羽中の炒め煮の写真

(材料)

  • 鶏手羽中…400g
  • 八角…2個
  • しょうゆ…大さじ3
  • 砂糖…大さじ1
  • みりん…大さじ2
  • しょうが…4かけ
  • 料理酒(または水)…適量

(作り方)

  1. しょうがを油で炒め香りが出たら、手羽中を入れてさらに炒める。
  2. 「1.」に砂糖、しょうゆ、みりん、八角を加えてさっと絡めたのち、料理酒をひたひたになるまで加えて15~20分煮込む。
  3. お好みで千切りしょうが(分量外)を添えても良い。
    ※煮込んだ後、一旦なべを冷ましてから、再度火にかけて煮汁を絡ませるとより味が入る。
2014/10/12<あわ粥>
豊富な食物繊維で腸内デトックス

食物繊維やカルシウム、マグネシウム、鉄分などが豊富な「あわ」を、食物繊維の豊富なサツマイモと合わせて、体に優しいお粥にしました。デトックス効果があるので、週に1度の習慣にしたいもの。お休みの日の朝などにいただくのがおすすめです。味付けは薄い塩味のみなので、お漬け物や梅干しでさっぱりといただきましょう。豆腐ようも良く合います。また、漢方ではきびは補脾益腎といって胃腸の働きを補い腎を助ける働きがあると言われます。

あわ粥の写真

(材料)2人分

  • あわ…40g
  • さつまいも…100g(特に安穏芋や金時芋がおすすめ)
  • 枸杞子…数個
  • 塩…少々1
  • 水…1500cc

(作り方)

  1. 枸杞を熱湯に浸け、戻しておく。
  2. あわを洗って目の細かいざるに上げてしばらく置く。
  3. 鍋に水とあわと塩を入れ中火にかけ、沸騰したら弱火にする。
  4. 10分煮たのち、2cm角に切ったサツマイモを加える。
  5. さらに10分煮込んだら完成。器に盛って枸杞子を2~3粒飾る。
2014/10/12<あさりと鶏肉のカレー>
冷えや月経不順のお悩みに

生薬の「川きゅう(せんきゅう)」は、補血、鎮痛、駆ち血(血液の循環を良くする)効能があり、貧血や冷え性や月経不順、月経痛などに用いられます。カレーのスパイスにも発汗作用や清浄作用が期待されるので、冷えや貧血、月経不順などの方には特におすすめのレシピです。

あさりと鶏肉のカレーの写真

(材料)

  • あさり(殻つき)…150g
  • 鶏むね肉…2枚
  • 人参…1/2本
  • じゃがいも…2個
  • カレールー(市販のもの)…半箱
  • スープ…3カップ
  • 片栗粉…少々
  • 油…大さじ1
  • しょうが…適量
  • 川きゅう(せんきゅう)…5g

(作り方)

  1. 鍋にせんきゅうと水2カップを入れ、強火にかける。煮立ったら中火にし、半量になるまで煮詰める。
  2. 鶏むね肉2枚は一口大に切り、塩で下味を付け、片栗粉をまぶして約10分おく。
  3. 人参とじゃがいもは皮をむき、乱切りにする。
  4. 熱した鍋に油をしき、しょうがを入れて香りが出たら、「2.」と「3.」を炒める。
  5. 「4.」にスープを加えて中火で約15分に込み、「1.」のせんきゅうの煮汁を加え、具材がやわらかくなるまで約30分煮込む。
  6. カレールーを加えてルーが溶けたら、約10分間かきまぜながら味をなじませて、あさりを加えさらに約5分煮る。
2014/10/12<いかときくらげの炒め物>
血を増やす枸杞ときくらげ入り

いかときくらげを黒酢でさっぱりと炒めました。「枸杞」には肝腎を滋補する効果があり、補血、虚労、無力感、めまい、頭痛などにも良いとされます。また「きくらげ」には増血、排毒などの働きがあります。

いかときくらげの炒め物の写真

(材料)

  • いか 200g
  • たけのこ水煮 100g
  • きゅうり 適量
  • きくらげ※ 5~10g
  • 香菜 少々
  • サラダ油 大さじ1
  • 片栗粉 大さじ1(2倍の水で溶いておく)
  • ごま油 少々
  • 枸杞(くこ)※ 数粒
  • A
    • にんにく   1かけ(うす切り)
    • しょうが   1切れ(うす切り)
    • ねぎ    大さじ1(小口切り)
  • B
    • 黒酢   大さじ1
    • 紹興酒   大さじ2
    • 砂糖   小さじ1
  • C
    • 塩 少々
    • こしょう 少々
    • うまみ調味料 少々

(作り方)

  1. きくらげを30分以上水に浸け、ゆっくり戻す。
  2. 枸杞をぬるま湯に約10分浸ける。
  3. いかは松笠切りにする。きゅうりとたけのこはうす切りにする。
  4. きゅうり、たけのこ、きくらげをさっと茹でる。別にいかもさっと茹でる。
  5. 熱した鍋に油をしき、Aを炒めて香りを出す。きゅうり、たけのこ、きくらげとBを加えて軽く炒め、さらにいか、香菜、枸杞を入れて、Cで味をととのえる。
  6. 「5.」に水溶き片栗粉でとろみを付け、仕上げにごま油を鍋肌から回し入れる。

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